昨今、今まで経験したことのない経済危機の中、全国においてホテル旅館業界に厳しい風が吹き、需要低迷による経営状態の悪化に苦戦苦闘しています。
その厳しい中、大手外資系ホテルと言われるホテルは厳しいとは言え規模が大きいため、それなりに価格競争、過当競争をリードし、結果としてその地域の中小規模のホテルが一番の被害を受けているのが現状です。その大手と言われるホテルの数の何倍もの中小規模ホテルが存在しており、また、未だ旅館件数がホテル件数に比べて多いのが現状です。
そのような中小のホテル旅館がバブル期に金融機関から借入れを行ない設備投資を行った頃は、それなりに需要(売上)があったため、利益を確保することができ、借入れ返済も出来ていました。しかし、この経済状況で収益体制が整っていない施設では現場利益(GOP)でさえ確保できない現状があります。
どんな状況においても短期的ではなく中長期的な利益の確保、資産価値を維持、確保できる経営、運営体質にすることが急務です。その体質は成功しているホテルや旅館の経営、運営方法に学んだからと言って改善するとは限りません。 その地域・マーケット・ハード・コンセプト等、いろいろな要素から分析した上でその施設に合った一番(ベスト)の運営手法を見つけなければなりません。
私どもはそのホテル旅館に合った運営手法(売上確保、原価管理、経費管理、人事制度等)を確立し、中長期的な利益確保の出来る施設再生(再盛)の支援させていただいております。